ゲーマーな幼少期
私の人間性を説明するにあたって、まずは昔にさかのぼるしかないなと感じます。
というわけで、小さい頃の私についてお話しします。
私は、神奈川県のとある都市で生れました。
両親と3つ上の姉、祖母(小学4年生まで。以降は叔父と千葉へ。)と一緒住んでいました。
休日には家族で水族館や動物園へ行ったり、父が仕事を早く切り上げて、公園で遊んだりしました。
家では、姉とくだらないことをして遊んでいた記憶があります。
幼稚園では、よく他の子と一緒に遊んだりしていました。
ですが、幼稚園以外では遊ぶことはしませんでした。
それは、
私が根っからのゲーマーだったからです。
姉の影響で、我が家にSFC(スーパーファミコン)がやってきた時に一緒になってハマってしまったのです。
初めて夢中になって遊んだゲームが「スーパーマリオワールド」でした。
始めのワールドで、敵に当たってやられる度にカンシャクをおこしていました。
クリアできない時には、コントローラーをぶん投げるという過激さ。
イライラしながらも、他の何よりも夢中になって遊んでいました。
他の子と遊ぶよりも、ゲームの方が楽しいと覚えてしまったので、人との関わりは少なかったです。
そうして幼稚園を卒園し、小学校へ入学しました。
幼稚園の時と同じように、ほどほどに他の子と付き合いながらも、ゲームに熱中する毎日でした。
1日中ゲームをやっていることもありました。
見かねた両親も、
「もう、切りの良いところで終わりにしろ!」
たびたび怒られたりしました。
ゲームばっかりやっていたので、学校の成績もあまり良いほうではありませんでした。
同じゲーマーだった姉は、切り替えが上手く、そつなくこなす性格だったので、
成績はトップレベル。
「どうして姉はそんなに上手く出来るのかな~」
と、どうでも良さそうに思うことがありました。
幸いなことに両親は、できの悪い私と、頭の良い姉を比べることなく、分け隔て無く育ててくれました。
おかげで、姉のことを嫌いにならずに済みました。
同年代の子たちともあまり遊ばず、ゲームに熱中する毎日。
でも、人間関係の摩擦はそれほどなく、比較的穏やかな小学生生活を送っていました。
今思えば、対人関係が多少苦手に感じてしまうのも、一人でゲームをしていることが多かったからかもしれません。
ひとりで行動するのが多いことも、もしかしたらゲームが関係していた可能性もあります。
「これから、なにもなく同じ日が続いていくんだな~。」
と、のんきしてました。
そして、小学6年生になった私。
私の心に、暗さを差すようになった時期に入ったのです。
穏やかな平和を願う、私の気持ちは無為に終わりました。